2回目の脱皮


いいかげん、2匹のカマキリに何か名前をつけないと区別しにくいわけですが、生物屋には「実験生物には決して名前を付けない」という鉄の掟があったりなかったりで、それは情が移って殺せなくなるとかそういう高度な話ですらなく、要はいちいち気のきいた名前を考えてると最初は頑張るんだけど途中から「あ」とか「あああ」とか適当になって、それがまた三冠馬とかになって殿堂入りしてしまうといういわゆる「ダビスタ症候群」に陥るのが目に見えているので、結局は最初から「A-001」などと機械的にインデックス化しておいたほうが無難であることを誰もが身をもって知っている、というお話です。


そんなこんなで命名に関しては今回も先送りし、「古株」「代替」で行こうと思います。


日数的なものと行動パターンから予測し、古株くんのほうからは金曜夜にエサのコオロギを引き上げておいたんですが、その成果があったのか、今回は完璧な脱皮ガラが残されていました。



眼も脱皮するんですね。



脱皮後の古株くん(♀っぽいけど)。4齢ということにしときます。まだ頭の先から尻尾まで3cm弱くらいですが、手足を伸ばすと5cmくらいに広がって、ずいぶん大きくなったなぁという印象を受けます。片方の触覚が少し短いです。


土曜日は休んだので1日未確認なんですが、たぶん脱皮は土曜夜だと思います。前回の脱皮から13日。



代替くんの脱皮は日曜夜。こちらもおそらく、前回の脱皮から13日。


相変わらず古株くんよりひとまわり小さいです。最初は1齢の差があるのかとも思いましたが、1齢前の古株くんと比べても形態が微妙に違う気がします。♂なんでしょうかね。後肢の花びら型の部分がすこし曲がっています。


にしても、今の飼育条件だと脱皮はやっぱり2週間間隔ですね。温度と明暗周期の管理をきちっとすれば、1週間〜10日くらいに縮められるのかもしれません。