ランの花


ハナカマキリは別名ランカマキリとも呼ばれるように、ランの花に擬態しているんだと一般に言われています。なので、ハナカマキリの進化を考える場合、ランの花のこともある程度は知っておかないといかんのです。


ラン科 - Wikipediaより、気になった項目だけ抜粋して列挙。

被子植物の中では最も最近に地球上に現れた植物である。そのため、各バイオームのニッチ(隙間)に進出することになり、苛酷な環境に適応してきた。

短期間に急速に適応放散してきたため種の間の遺伝学的隔たりが小さく、種間雑種や属間雑種ができやすい。

また、着生植物となるものが非常に多く、地上に生えるものをわざわざ”地生ラン”と呼ぶほどである。

森林性や湿地性のものが多いが、草原に生息するもの、乾燥地に生息するもの、極地や高にも分布するものがある。しかし分布の中心はやはり熱帯の湿潤な地域で、熱帯雨林では一本の木に何十種類ものランが着生する例がある。


植物の世界「多様なランをつくりだした共進化」
こちらは興味ある話が多すぎて、いちいち抜粋していたら全文転載になってしまうのでリンクだけ。
特に面白いなぁと思うのは、

  • ランの花もまた、あれこれと擬態している。
  • 花粉の媒介昆虫に合わせて、ランのほうが進化している。

の2点。特に後者のほうは意外だな、と。虫のほうが花に合わせて進化するもんだとばかり思ってた(あるいは共進化か)。


さすがに深いですね。ランの花に関して、良くまとまった本が1冊ほしいです。